A-04　川崎重工業(株)

将来の社会課題解決に挑む（大型液化水素運搬船、二輪水素エンジン、屋内位置情報サービス「iPNT-K™」）

川崎重工業は、さまざまな色の水素をグローバルにつくり、はこび、つかう水素事業をはじめとした脱炭素ソリューションの輪を広げ、世界のカーボンニュートラルの早期実現に貢献します。
また、GPSの電波が届かない屋内での位置情報を取得可能とした新サービス「iPNT-K™」を提供し、生活・就業環境の改善や利便性の向上を図るなど、より安全安心な社会の実現を目指しております。

◎大型液化水素運搬船
世界初の液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」建造に引き続き、長年培ってきた造船技術と極低温技術の粋を結集し、世界初の大型液化水素運搬船に取り組んでいます。
究極のクリーンエネルギー水素を本格的に利用する水素社会の早期実現のため、海外でより安価に製造した水素を大量に日本に運んでくる必要があります。
今、石油・石炭・天然ガスをエネルギーとするように、水素を当たり前に利用する社会が実現したとき、その流通を支えているのは、Kawasakiの大型液化水素運搬船です。
全長は300ｍ級(「すいそ ふろんてぃあ」の約3倍)。40,000m3 の液化水素タンクを4 基搭載し、一度で160,000m3 ( 約10,000トン 「すいそ ふろんてぃあ」約130倍) もの液化水素の大量輸送が可能な運搬船です。

◎二輪水素エンジン
次世代エネルギーとして注目される水素を使った小型モビリティ向けのエンジンを研究し、モビリティ利用者にとって多様な選択肢の提案と、脱炭素社会の実現にむけた貢献を目指しています。
モーターサイクルのスーパーチャージドエンジンをベースに直噴化し、圧縮気体水素を燃料とする研究用エンジンです。

◎屋内位置情報サービス「iPNT-K™（アイピントケイ）」
これまでGPSの電波が届かない屋内で位置情報を得るためには、多額の測位インフラ整備が必要でした。屋内位置情報サービス「iPNT-K™」は身近にあるWi-FiやBluetoothの電波を利用することで、いつでもどこでも位置情報の取得を可能とした新サービスです。測位インフラの構築やメンテナンスが不要なため、すぐに屋内での位置情報の利用が可能となり、顧客の位置情報を利用したビジネス開発コストの大幅な削減に寄与します。

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