A-24 (株)フォーハーフ

スマート直売BOX/スマートシャッター

『PayPay決済野菜自販機『バーチャル八百屋スマート直売BOX』』

スマートシャッターを開発しているIoTベンチャー企業の株式会社フォーハーフ(所在地:兵庫県加西市、代表取締役:亀井秀郎)は、電子決済野菜自販機『バーチャル八百屋スマート直売BOX』を、2023年8月23日より正式に開始しました。

【背景】
コロナ禍において、電子決済は、その利便性のみならず、非接触の観点からも注目を集めました。一方で、冷凍餃子に代表される無人販売店は、商品代金を集金箱に入れるという旧来の方法で代金を回収しているため、代金の未収のみならず、現金盗難の被害さえ発生しています。一般的に、農産物などの安価な商品の販売に、高価な自動販売機の導入が難しいのが現実です。
しかし、農家による直売は、有益な現金収入獲得の手段であり、消費者にとっても、新鮮な野菜を安く入手できるというWin-Winの流通形態であることも事実です。
そこで、(株)フォーハーフは、決済方法にPayPay決済を用いて、ユーザーを選別し現金の取扱を無くすことで、システムを軽量化して盗難の問題をヘッジした24時間無人販売システム「バーチャル八百屋スマート直売BOX」を開発しました。
現在このシステムは、兵庫県加西市にある商業施設、アスティアかさい1Fにてぶどうの販売に利用されています。

【製品・サービスの概要】
(株)フォーハーフは、IoT機器を研究開発しており、インターネット経由での機器の操作を得意としています。また、代表の亀井は、農家の長男でもあり、農家が直売を行う上でかかえる代金未収問題やコスト面での要望も把握しています。
今回開発した「バーチャル八百屋スマート直売BOX」は、上記を踏まえ、顧客には、非接触、24時間無人販売、電子決済(PayPay)の利便性を提供し、販売者(農家)には、販売機会損失を軽減し、未収のない安全な決済システムを提供するものです。
現在「バーチャル八百屋スマート直売BOX」は、兵庫県加西市にある商業施設、アスティアかさい1Fにてぶどうの販売に利用されています。
ユーザーは、手持ちのスマホのカメラ機能を用いて、ぶどうが入ったスマート直売BOXのQRコードをスキャンすることで、PayPay決済に移行します。決済が完了すると、自動的にBOXの扉がオープンする仕組みとなっています。
ぶどうは加西市の特産で、毎朝、生産農家が、商品を納入しています。9月中旬まで、ぶどうの品種を変えながら、販売を継続します。

【今後の展望】
「バーチャル八百屋スマート直売BOX」は、今年9月7日、8日に神戸で開催される国際フロンティア産業メッセ2023に出品予定です。
今年度、アスティアかさいのぶどうの販売の実証結果を得て、次年度は、市内の複数箇所にスマート直売BOXを広げることを計画しています。また、このスマート直売BOXがハブとなり、消費者を農家本人が運営する有人の直売所につなげることも重要な役目と考えています。
本システムは、農産物の直販からスタートしますが、物品の販売や、商品の受け渡しなど様々なビジネスシーンに波及することが期待できるビジネスモデルであると考えています。

住所 〒679-0102 兵庫県加西市青野原町188番地
URL https://www.fourhalf.co.jp/
電話 0790478001